息子の誕生日あたり、重めの外食、カップケーキやケーキなどを食べる日が続いていて
ランチもディナーもしっかり目の外食をしてしまった日から、急性胃炎になってしまいました。
子供の頃からとても胃腸が丈夫で、息子が生まれる前によくアジアを旅していた頃もまったくお腹を壊すことがなかったもので、この年にして胃腸を悪くした時にどうしたら良いのかあまり知識がなく、すぐに治るだろう…と思っていたら、日に日に悪化。
断食するのが良いと言われても、お腹は空くし、ちょっと食べると猛烈な胃の痛みに襲われ
今日は大丈夫そうだと週末に出掛けて、どうしようもなく痛くてタクシーで帰る…という、健康を過信した駄目なパターン。
でも、ウイルスでもストレスでもない、ただの食べ過ぎと原因はわかっているので、西洋医学では薬を貰うくらい。
寝てばかりいたら、だんだん肩や首、腰が凝ってきて、雨期の急な雷雨もあって頭が痛い。でも胃が痛いから、頭痛薬は飲めない…
あまりにつらかったので
そうだ!中国医療の鍼はどうだろう、と思い
ネットで調べると、ラッフルズや日本人会クリニック(会員以外でも受診可)でも鍼治療は受けられそうだけど
残念ながらその日は日曜日で、たいていの病院は休診。
タンジョンパガーに日本人にとても有名らしい鍼治療があったので連絡してみると、残念ながら当日は予約でいっぱい、翌日から5日間の連休とのこと。
確か、ホーランドロードショッピングセンターにも、中医を見かけたことがあるような…と思い出し
日曜日も開いていますように!と願いながら行ってみると、2階にありました。
山東中医鍼灸推拿治療中心
店頭でマッサージや鍼のメニューを見ていたら、中から白衣を着た30代くらいの男性が出てきたので
胃炎、腸も少し調子が悪い、頭痛、肩腰痛だと訴えると
鍼と45分のマッサージが良いとのこと。
なんとなく、こういった鍼治療院というものはベテランのおじさん先生というイメージを勝手に持っていたので、こんな真面目そうな、おじさんの一歩手前くらいの青年の先生がいるのは意外でした。
カーテン仕切りのベッド2つとフットマッサージ用の椅子2つと、小さな治療院。
私はベッドに通され、仰向けに寝て待っていると、さきほどの先生が鍼セットを持ってきて
お腹を触って、カチカチですねーと言いながら、お腹の皮膚を消毒液で拭き、胃のあたりと、腸のあたりにプスプスと鍼を刺していきました。
日本でも、ぎっくり腰や育児中の慢性腰痛で鍼治療を受けたことはありましたが、お腹に鍼を打ってもらったのは初めて。
鍼を打ち終わり、患部を温める機械をセットして、そのまましばらく寝ていました。お腹が温まってとても気持ちが良い。
しばらくして鍼を外したら、今度は女性のマッサージ師さんが来て、胃と腸の念入りなマッサージを受けました。
これが、物凄く上手で、内蔵をグイグイ刺激してくれて、思わずイタタタ…と顔をしかめる痛さだったけど、動きが鈍っていた胃と腸が動き出すような感じ。
次に、背中、肩、首のマッサージ。
カッピングを勧められたけど、私は肌が弱いので断りました。
それが終わって、また男性の先生が来て、腰に鍼を打ち、また温めて、終了。
全部で1時間半くらいの治療で、会計はS$100でした。
ずんと重く固まっていた胃腸が、ほぐれたような。
鍼治療は元々好きというか効果を感じる体質だし、ここのマッサージもとても上手で満足。
お腹の鍼のあと、2日間くらいは、屈むとお腹が筋肉痛のような感じでしたが、それが消えると同時に、胃も腸もだいぶ元気になりました。
最後に、先生に「シンガポールにお住まいですか?」と聞かれ、そうだと答えると
「痩身マッサージが人気ですよ」と。
胃炎に苦しんで行ったのに、腹を見られたあと、痩身マッサージを勧められる、この
情けなさったら…笑。
でも、このマッサージの上手さで、一回S$90の減肥痩身コース、効果があるのではないかと、ちょっと気になります。
私はもうけっこうですが、美乳マッサージも、若かったら興味を持ったかも。。笑
それはまぁ良いとして
これからクリスマスパーティーや忘年会、新年会が続くシーズン
胃がお疲れの方、中医の鍼マッサージ、効くかもしれません。
で、通常通りの食事ができない今、シンガポールでは手軽にお粥が買えるのが、とても有り難い。
上↑は、夫が中華レストランでテイクアウトしてきてくれた豪華お粥。胃に優しいのに、すごく美味しかった。
でも、近所のホーカーのS$3のお粥でも充分美味しい。
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