GWの頃のことですが
夫の新卒入社時代の会社の後輩一家がシンガポール旅行にいらっしゃったので、一緒にディナーを食べに出掛けました。
この方、約30年前に、お父様の赴任で7年ほどシンガポールに暮らしていたそうで
なんと、今うちの息子が通っているインターナショナルスクールに在籍されていたのです。
私たちがシンガポールに移住することが決まってから、「子供の頃シンガポールの日本人学校に通っていました」「早稲田渋谷に通っていました」というパパママには、ちらほら会ったのですが
同じインター校に在籍されていた方には初めてお会いしたので、色々と懐かしい話を聞くことができました。
12才でシンガポールに来てインターナショナルスクールに入学し、3年目で別の学校に転校し、5年目に両親は日本へ帰任。この方は1人でシンガポールに残って2年間高校の寮に入り、卒業して日本へ帰国。初めから、日本の中高には戻らない、シンガポールで高校まで卒業すると決めての来星だったのだとか。
シンガポールに駐在し、その数年間、子供をインターナショナルスクールに通わせる場合、気になるのは「その後」。
英語はどこまで身につけられるのか、帰国後はどこまで維持・上達できるのか、英語と日本語を並行するための勉強はどうしたらよいのか、インターナショナル教育を受けて日本の教育に戻るためにどのようなサポートが必要なのか…それは子供の年齢によっても違うし、親子ともに常に悩みながらの学校生活になると思いますが
シンガポールのインターナショナルスクールで7年間学んだ方の、30年後の現在のお話は、とても興味深いものでした。
学校にも寮にもエアコンがない、インターネットもない、そんな時代に海外で学ぶことを貫き、17才で家族と離れて1人で残る選択をした方にとってのシンガポールは、まだ私には見えていない風景なのだろうと思います。
そんな方と、どこでディナーをしようか?!…悩みましたが
伝統的なシンガポール料理を食べましょう、ということで、ナショナルギャラリーに入っているNational Kitchen by Violet Oonを予約しました。
夜は18時オープンで、その時間に予約していきましたが、開いたと同時に満席でした。人気ですね。
ギャラリーのような美しいタイルやシャンデリアが輝く店内。でも子供用のハイチェアもあり、満席で賑わっていたので、子連れでも全然大丈夫です。
大人はビール、子供はアップルジュースで乾杯。
シンガポール料理は辛いものが多いので、子供たちにはチキンライスを。ここはチキンライスのご飯が追加できるので、最初はチキンライス1皿でご飯を2杯付けましたが、このご飯が美味しくて、他の料理にも合うので、大人の分にもいくつか追加しました。
この柔らかいビーフレンダンのココナッツが効いた旨辛いソースにも、チキンライスのご飯がよく合って、正しい食べ方ではないかもしれないけど(笑)ご飯が進んでしまった。
Violet Oonの名物・ドライラクサ。
Boutique Fairsに出店しているViolet Oonブースでいつも食べますが、すんごく辛い。辛いのが好きな私でも胃がちょっとドクドクいうくらい。でも美味しい。
サテも子供たちが食べられるかな?と思ってオーダーしたけど、無理でした。
あとは写真撮り忘れましたが…
子供たちを見つつ、話をしつつ、食事も堪能。
同じ年の男子たちは、初対面だけど、すぐに仲良くなって、隣に座ってチキンライスとジュースを平らげて
その後はちゃんと空気を読んだのか(笑)? アルゴのカードゲームやトランプで遊んでいて、大人たちに時間を作ってくれました。お兄ちゃんだな~、小学2年生!
3才の女の子は、もりもり食べて、大人と一緒に座っていられるという素晴らしさ。
子供たちが眠くなるまでの限られた時間でしたが、懐かしいシンガポールの話をたくさん聞くことができた。
食後は、みんなで歩いてマリーナへ。
30年前のシンガポールには、マリーナベイサンズはもちろん無く、マーライオンも古かったそうで(今回マーライオンが工事中で見られなかったのが残念)
セントーサ島は、ケーブルカーとボートでしか渡れない何もない島で、セントーサマーライオンができた時には「あれはマーライオンじゃない!」と大ブーイングだったとか
リャンコートには、明治屋ではなく、大丸が入っていたとか
そんな時代のシンガポールに住んでいた方には、今のマリーナはどう映るのかな。
背格好も雰囲気もよく似ていた男子たち、初対面だけど仲良くなって、別れが淋しかった。また日本で会いましょう。
話はナショナルギャラリーに戻りますが
ディナーの前に、息子が子供の遊び場に行きたいというので、ちょっと早めに行ってみましたが
子供の遊び場の半分くらいが、改修中で閉まっていました。
5月末にリニューアルオープンするようです。
今年はありがたいことに、夫婦それぞれの家族や友達がたくさんシンガポールに来てくれて、まるで日本にいるかのように、たくさんの人に会えています。
マイル修行で毎月のようにシンガポールに来る人も。私たちよりも早くJEWELを制覇していそう…。
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